CPバッテリー プロダクト紹介
CPバッテリーは様々な用途に応じたプロダクト設計が可能です。

CP1シリーズ(高出力タイプ)
 高い入出力性能と超高寿命(5万サイクル以上)を実現。
  性能:エネルギ60Wh/L, 1分充電
  用途:UPS, 重機等のエネルギ回生用蓄電池等

CP2シリーズ(高容量タイプ)
 高いエネルギ密度(CP1シリーズの2.5倍)と高入出力、高寿命(2万サイクル)を両立。
  性能:エネルギ150Wh/L, 3分充電
  用途:電動工具, 市街地向けモビリティー等

CP3シリーズ(高容量・高充電効率タイプ)
 弊社独自の設計により幅広い範囲で出力(<10kW/L)、エネルギ(<250Wh/L)が設定可能な蓄電モジュール。高い入出力特性を特に必要とされる非常用電源、電気自動車、再生可能エネルギ発電用蓄電池等の用途向け。

CPバッテリーの特長

配位結合のイオン吸脱着反応により、幅広い用途で電源供給を行います。
弊社では、ポリアニリンの正極材としての高密度化の研究に取り組んで参りました。

導電高密度Li型CP正極材の充電時の電極反応と特徴

Liイオンが高密度に充填されたポリアニリン導電性高分子(特許技術)を特徴とする「高密度Li型CP正極材」です。(下図は充電時の正極材の電極反応を示しています)

充電時にはLiイオンがポリアニリンから脱着し(導電性高分子から電子が引き抜かれ配位結合のLiイオンが脱離します)、電解液中にLiイオンが遊離します。
充放電の間の高分子の膨潤・収縮は、導電性高分子の柔軟な高分子の伸縮性能が機能するので構造的なゆがみやストレスが分子内には発生しません。これが、従来のリチウムイオン電池とは異なる超長寿命となっています。

CP-Li型正極材のキャパシタ的特性と化学エネルギー蓄電

CP-Li型正極材はキャパシタ的特性と化学エネルギー蓄電との両方の特性を持っています。

【特徴】
①高分子のイオン脱吸着反応なので、充放電時の反応の発熱がほとんどありません
大電流でも発熱しないので、従来のリチウム電池よりも出力密度が大きいことが特徴です。⇒回収ブレーキに利用して高効率でエネルギー回収可能です。工事用重機の高出力バッテリとして利用できます
②配位結合はLiイオンのまま起こるのでキャパシタ的に充放電ができます(急速充放電が可能です)
CPエナジー社独自開発の酸化重合させるロールtoロール製造機

ポリアニリンは原料のアニリンが安価で、CPエナジー社独自開発の酸化重合させるロールtoロール製造機で成膜します。(中型製造装置は9月下旬から稼働します。)
この製造機は省エネ・低コストで製造できます。